【たくみ道】砲金

先日、取引のある近所の機械加工屋さんが

「加工していたら、材料に巣があいていたので埋めて欲しい」 ということで尋ねてきました。

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この材料、砲金という金属で、銅と錫(スズ)の合金です。

12世紀頃から、大砲の鋳造に使われていた為にこの名がついたそうです。

今は、機械部品として軸受け等に多く使われているそうです。

ちなみに、この品物も軸受けとして使われるそうです。

【たくみ道】ある品物ができるまで・・・

螺旋形状のスチール・ステンレス製のシューターという品物が出来るまでを、簡単に紹介します。

興味のある方は見てみてください。

 

形状が複雑で、図面上で取り合いが不安な部分などは、実際に模型を作ったり試作品を作ったりします。

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サランラップの芯棒や割り箸を駆使して模型の完成です。

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まずは、部品作りです。 側面になる板は展開した形で切断してローラーで曲げていきます。

らせん状に曲げるのには、結構技術が必要です。

 

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各部品を組み立てていき、だんだんと形が見えてきます。

 

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横に寝かせて、作業もします。

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丸くて転がってしまいそうですが、無事にトラックに積み込み現場へと搬入されます。

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このような形でトップページの写真の品物は完成しました。

さて、この滑り台のようなものは何なのかと言いますと・・・

 

この品物は集合住宅で、洗濯物をポイッと投げ込むと下まで落ちていくという、

いわば、洗濯物の滑り台でした。